09 | 2017/10 | 11
-
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

ブラックバードミュージック

Author:ブラックバードミュージック
ブラックバードミュージックは、等身大のアイルランド音楽の魅力を本国直送で日本へ紹介することを目的としたプロジェクトです。
名古屋のフィドル奏者小松 大と、在アイルランドの望月えりかが共同で運営しています。

最新記事

カテゴリ

音楽ブログ

訪問者数

フェイスブックのページ

検索フォーム

リンク

RSSリンクの表示

ハミングができるようになるまで

2016.02.26 09:50|アイルランドの歌
8月に私たちが開催しているフィークル村におけるミュージックキャンプのワークショップでは、課題曲を歌って学ぶ場面がよく見られます。
「ラリララーでもいいしディルリルーでも何でもいいから、声に出して曲をひたすら歌いましょう!」

この「課題曲を歌って習う」という手法は、アイルランドにおいてどの楽器のクラスでも頻繁に実践されているようです。
しかしその目的は、何度も繰り返し歌うことで曲のメロディーを頭にたたき込むという単純なものだけではありません。
講師と一緒に実際に歌うことで、その曲の全体的な流れ、旋律やアクセント、抑揚などを感じ、つかんでもらうことができます。

1st day Workshop (24)
(キーボードを使って伴奏するフィドルワークショップのアイリーン・オブライエン 2015年フィークルキャンプより)

「歌う」と書きましたが、実際には「ハミングする」、更にはアイルランド音楽でおなじみの「リルティング」に近いもののようです。
このリルティングというものはまたそれだけで面白いトピックとなりますので今回は割愛しますが、メロディーをただなぞるだけでなく、曲の抑揚そのものを自分のものにしていく作業なのではと思います。

楽器だけが巧みに演奏できて曲を口ずさむことはできないミュージシャンはいない、とも言えます。

「体にしみ込む音楽のリズム、頭に流れる旋律がまず自分の中にある。それを、楽器を通して表現するのが音楽である。それは、楽器だけを一生懸命練習しても得ることはできない」ということでしょうか。

以前、アイルランド人のミュージシャンからこんな話を聞いたことがあります。
外国人の話し相手が「この曲を知っていますか?」と質問し口ずさみ始めました。その時、アイルランド人の彼は外国人の歌い方に大変なショックを受けたのだと言います。
「ジグなのかリールなのか、それすらも分からなかった」
彼が言うには、そのリルティングがあまりにのっぺりとしたもので、すべての音が均一なおたまじゃくしのようだったのだそう。
「抑揚」というものがあまりにも無視された状態の時、アイルランドの音楽は精彩を失います。

楽器を手に取る前に。
ハミングができるようになるまでが、長い旅なのかもしれません。


望月えりか

フィークルキャンプの詳細はこちらです↓
Feakle Irish Music Camp 2016 ―アイルランド音楽を現地で学びませんか?―
2016年8月9日(火)~12日(金)日本全国より参加者を募集中です!


ブラックバードミュージック(フェイスブック)
「いいね!」をクリックして、ブラックバードミュージックが発信するアイルランド音楽情報やおすすめ動画をチェックしよう!
ブラックバードミュージック(ウェブサイト)ブラックバードミュージックのすべてが分かる公式サイト。


にほんブログ村 音楽ブログ アイルランド・ケルトへ
にほんブログ村

FC2 Blog Ranking
関連記事

テーマ:アイルランド音楽
ジャンル:音楽

コメント:

非公開コメント