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ブラックバードミュージック

Author:ブラックバードミュージック
ブラックバードミュージックは、等身大のアイルランド音楽の魅力を本国直送で日本へ紹介することを目的としたプロジェクトです。
名古屋のフィドル奏者小松 大と、在アイルランドの望月えりかが共同で運営しています。

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アマチュアが支えるアイルランド音楽

2014.03.05 08:50|アイルランド音楽豆知識
アイルランドのダンス音楽は、貴族など上流階層を中心に発展した宮廷音楽ではありません。
大衆音楽、庶民音楽、民俗音楽とさまざまな呼称があることと思いますが、詰まるところの「普通の人々による普通の人々のための音楽」がアイルランド音楽ではないでしょうか。

昔は、アイルランド全国の村や町といった自分たち各々の地域で、家族や親せき、近所の者同士が集まって音楽が演奏されていました。パブなどの公共の場がなかった時代には、主に人々の家で音楽とダンスの集いが行われていたことは、こちらの記事で触れました。そこには、音楽を演奏する者、ダンスをする者、歌い手、それにその場を楽しむそのほかの人々がいました。
音楽を演奏できるということ自体に、それ以上の意味はありませんでした。彼らにとって楽器が演奏できることは、何も特別なことではないのです。

この「アイルランド音楽のかたち」とでもいうようなものは、21世紀に入った今でも基本的には変わっていません。
例えば、アイルランドに来るとごく普通の人たちが、実は素晴らしい演奏をする音楽家であったりします。
つまり、プロではないアマチュアの音楽家たちがアイルランドにはひしめいているのです。

彼らは他に本職を持っています。小学校の教諭であったり、店のスタッフであったり、オフィスに勤めるビジネスマンから看護士、農夫、営業マン、配管工など職種はさまざまです。

しかし、そんな彼らは、夜になるとパブのセッションのホストを務めているかもしれません。はたまた、縁あって海外ツアーに出かけているかもしれません。CDだって出しています。

演奏家としての腕だけ見れば、プロと何ら変わらないアマチュアたちがごまんといるのがアイルランドです。
「プロ=トップクラス、アマチュア=中級」という公式が当てはまらないのが、アイルランド音楽の世界なのです。

彼らは演奏家としてはアマチュアですので、ステージ向けのパフォーマンスや凝ったアレンジとは縁がありません。音楽で食べていく必要がないので、基本的には伝統的なスタイルに忠実です。

そういう意味では、今も昔も、このアマチュアの音楽家たちがアイルランド音楽を支えていると言えます。

これは、アイルランド音楽の大きな特徴の一つではないでしょうか。

アマチュアが支えるアイルランド音楽。
普通の人々による普通の人々のためのアイルランド音楽。
それは一見地味で、場合によっては物足りなく感じるかもしれません。しかし、知れば知るほど、聴き込めば聴き込むほど、この音楽の奥深さ、クオリティー、豊かさが私たちを魅了してやみません。

これからも、私たちはここに視点を置きながら、日本の皆さんにアイルランド音楽をご紹介していければと思っています。


ブラックバードミュージックのフェイスブックでも過去にご紹介したビデオクリップ。クレア西部のとあるお宅にて、昔の牛舎を改築した建物の中でセッションを楽しむ人々の様子です]


望月えりか

ブラックバードミュージック(フェイスブック)
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