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ブラックバードミュージック

Author:ブラックバードミュージック
ブラックバードミュージックは、等身大のアイルランド音楽の魅力を本国直送で日本へ紹介することを目的としたプロジェクトです。
名古屋のフィドル奏者小松 大と、在アイルランドの望月えりかが共同で運営しています。

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デイヴ・フリン ワークショップレポート

2013.08.05 08:47|Dave Flynn Japan Tour 2012
7月28日に東京、中野サンプラザにて行われたデイヴのギターワークショップは、CCE東京支部の協賛のもとに実現した企画です。

ギターに限らず、デイヴの得意とする弦楽器であるマンドリン、ブズーキでも参加が可能な今回のワークショップでは、メロディーの奏法に加え、伴奏の教授もみっちりと行われました。アイルランド音楽をテーマとした伴奏楽器のワークショップはまだ日本でも珍しく、貴重な機会となりました。

中野ワークショップ6

まずはじめにデイヴが受講者の皆さんに「ワークショップを進めるうえで、みんな同じチューニングにした方がやりやすいから」と説明をし、デイヴがよく使っているGのチューニングにトライしていただくことになりました。

中野ワークショップ2

ワークショップの前半は、参加楽器でのメロディー奏法です。
受講者の皆さんには一人ずつ弾いてもらい、「もう少し流れるように」、「ここはもっと抑揚をつけて」という具合にデイヴがていねいにアドバイスをしていきます。

アイルランド音楽におけるギターというと、つい伴奏楽器と認識しがちです。しかしここは楽器を熟知したデイヴ、伝統曲のメロディーを、アイルランド音楽独特のリズム感を失うことなく巧みに操ります。
ギターやブズーキといった弦楽器でも十分にメロディー楽器となり得ること、そして「いい伴奏者になりたければ、伴奏だけに徹していてはいけない」というデイヴのゆるぎない信念がここにあります。メロディーを知ること、理解するということは、伴奏者にとっては素通りできない関門ということなのでしょう。

休憩時間を挟んでの後半は、伴奏に関するレクチャーと実践が行われました。
デイヴのコンサートでの共演者であり、またツアーの同行もしていたフィドル奏者の小松大が実際にメロディーを担当し、そこへデイヴがギターで伴奏をつけていくスタイルで進行していきました。

中野ワークショップ3

「メロディーを演奏する立場にしても、どのような伴奏が理想的なのかを具体的な解説と実際に小松さんと演奏をして示してくださり、とても分かりやすかったです」(受講者の方のお話)

中野ワークショップ4

そして、ここでもまたいかにもデイヴらしいコンセプトが提案されます。

「メロディーを引き立てる伴奏とは、謙虚であること」

アイルランド音楽における伴奏にはこれといったルールはありません。それゆえに、伴奏者のスタイルも実に個性的です。
ロック音楽にも似た奏法で掻き鳴らすスタイル、バックグラウンドに徹して表立ったことをしないスタイル、メロディー楽器と対等にタイアップするスタイルなどが挙げられるかと思います。

デイヴのスタイルは、どちらかというとあくまでバックグラウンドに徹するスタイルではないでしょうか。

それは「アイルランド音楽はメロディー楽器がメインである」という不動の事実に基づいたものといえます。
そして、伴奏者はそのメロディーラインをより引き立たせる役目を担っている。

アイルランド音楽の曲は一見単純なコードが多いように思えます。しかしデイヴは、一つのコードでも「こうも弾ける」「こういうのもいいよね」と惜しみなくそのテクニックを見せていきます。
メロディーラインを常に意識しながらも、伴奏をする上での奥行きと無限の可能性を示してくれたのではないでしょうか。

ワークショップがあまりにも濃い内容だったため、「いくら時間があっても足りないくらい」、「倍ぐらい時間がほしかったです」とのコメントをいただきました。

デイヴの哲学から多くを学んだ一日となりました。
受講者の皆さん、どうもありがとうございました!

中野ワークショップ10


望月えりか

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デイヴ・フリン、東京レポート

2013.08.01 07:02|Dave Flynn Japan Tour 2012
デイヴ・フリンの初来日ツアーも、先週末の東京公演で幕を閉じました。
コンサートにお越しくださった皆さま、ワークショップにご参加いただいた皆様、そしてこの企画をボランティアで支えてくださった皆さま、本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

東京公演の初日となった27日(土)は、渋谷のコンサートホール、ラトリエで行われたライブでした。
去年オープンしたばかりという新しいホールで、照明や音響も素晴らしかったそうです。デイヴも「Beautiful」と絶賛。

ラトリエ2
<リハーサルの様子。2階はヴァイオリンの工房となっている>

渋谷のほぼ中心にたたずむ、静かで研ぎ澄まされた空間ラトリエ。気持ちの良い吹き抜けの天井は、デイヴのギターを聴くのにぴったりの雰囲気を醸し出していました。

ラトリエ3

コンサートの前半は、デイヴのギターソロです。

ラトリエ5

後半は、今回すべてのコンサートでゲスト共演をしたフィドル奏者、小松大とのデュエットをお楽しみいただきました。

ラトリエ8

ラトリエ7

一つ一つのセットの最後の最後まで、デイヴのギターの余韻を楽しんでいただけたのではないでしょうか。


かわって、翌日の28日(日)には祖師ヶ谷大蔵駅に近いカフェ、ムリウイでのライブでした。去年、パットとオーインが演奏をした会場でもあるムリウイには、空調設備がありません。

窓を開け放して風を通すことで、7月下旬の暑い夜のコンサートは行われました。

デイヴ@ムリウイ

2回もいただいたアンコールでは、日本の古歌「さくらさくら」を披露、場内をわかせました。
実はデイヴ、来日前からこのアイディアを温存していたのです。西洋にはない音階が魅力的、特に琴で演奏されるとこの曲は映えるよね、と話していたデイヴ。「日本で演奏をする機会には、必ず日本の曲もやりたい」ということで実現したものでした。

東京公演終了後には、多くの素敵なコメントをいただきました。

「穏やかで透き通るような音色。ギターでメロディーをあれほど弾くことができるとは驚き」

「洗練されたやさしい音色」

「小松さんの闊達なフィドルと相まって、楽しいライブでした」

「素晴らしいの一言に尽きる演奏」

決してきらびやかとは言えない、アイルランド音楽。
ダンス音楽でありながらも、豊かな情緒感や哀しみともいえる切ないメロディーが私たちの心をとらえます。それは、耳を澄ましてこそ発見できる、アイルランド音楽の魅力です。
今回のデイヴの来日ツアーは、私たちにあらためてアイルランド音楽の美しさを教えてくれるものとなったのではないでしょうか。


望月えりか

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デイヴ・フリン、愛知レポート

2013.07.24 08:39|Dave Flynn Japan Tour 2012
先週の土曜日より、アイルランドの名ギタリスト、デイヴ・フリンのジャパンツアーが名古屋よりスタートしました。

初日の会場となったドリトル、そして翌日の日曜日のアルコ、共に満席の中、デイヴのギターの音色をゆっくりと皆さんに楽しんでいただきました。

ご来場いただいたお客さまからは、多くの素敵なコメントをいただきました。

「CDは聴いたことがあり、上手だなとは思っていたけど生で見て聴くと・・やっぱりめちゃくちゃ上手いですね」

「自由で緻密、あたたかで知的、真摯でユーモラス」

「典雅な響き」

「Daveさんの優しい音と包まれるような歌声、そしてギター­の超絶技巧、何もかも心地よいアイルランドミュージック」

デイヴ・フリン in 名古屋2013
[古い長屋を改築した日本家屋の空間、アルコにデイヴの奏でるエアーが響き渡りました]

愛知での最後の公演は、額田郡幸田町の町民会館にて行われました。
月に一度会館で開かれているあじさいコンサートというシリーズのひとつで、こちらにはおよそ140人ものお客さまにお越しいただきました。

中には広島から駆けつけてくれた方もいらして、「愛知まで来た甲斐がある素晴らしいライブです」と、とても嬉しいコメントをいただきました。

また、コンサートでは多くの方にデイヴのCDを買っていただきました。皆さん、ありがとうございました!

こちらの動画は、二日目の夜に名古屋のアルコで行われたライブの様子です。
アップしてくださった平松さん、ありがとうございました。


[アイルランドの伝統曲「The Drunken Sailor's」(ホーンパイプ)をギターソロで披露するデイヴ]

今回のデイヴのツアーコンサートでは、名古屋をベースに活動する小松大がゲストとして共演しています。小松はブラックバードミュージックのプロジェクトも手がけるフィドル奏者ですが、デイヴとはすっかり意気投合し、ぴったりと息の合った共演を披露してくれます。
デイヴ自身も「目を閉じてダイのフィドルを聴いていると、アイルランドの東クレア地方のフィドラーじゃないかと錯覚するほど。素晴らしいフィドル奏者」と絶賛しています。

残るは今週末に控えた東京公演の二つです。こちらが詳細ですのでご覧下さい。

7月27日(土)  l'atelier(ラトリエ)
開場 18:00  開演 18:30
料金:前売 3,000円  当日3,500円
出演:デイヴ・フリン(ギター) 小松 大(フィドル)
東京都渋谷区東1-26-30渋谷イーストビル1F(JR渋谷駅より徒歩8分)
チケット予約:info※bbird-music.com(※印を@に変更してご送信ください) 電話 090-1834-6007(小松 大)ご予約時には①お名前②ご予約人数③緊急時ご連絡用電話番号の3点をお知らせください。
会場へのお問い合わせ:ラトリエ(日・月休み)03-6427-1088
ラトリエへの地図はこちら

7月28日(日)  Cafe MURIWUI(カフェ ムリウイ)
START 18:30チャージ:投げ銭制
出演:デイヴ・フリン(ギター) 小松 大(フィドル)
東京都世田谷区祖師谷4-1-22-3F(一文書店の3階 小田急線祖師ヶ谷大蔵駅より徒歩5分)
お問い合わせ:ムリウイ
ムリウイへの地図はこちら

土曜日のラトリエ(渋谷)でのコンサートは、事前にご予約いただきますと前売料金が適用されます。ぜひご利用ください。

アイルランド音楽のコンサートというのはあまり数が多くありません。それがアイルランド人奏者によるコンサートともなれば、かなり限られてくるはずです。アイルランドに実際に行ってみると、生の音楽を聴くチャンスはたくさんあるかもしれませんが、どこで誰がどんな音楽を演奏しているのかを把握するのは容易なことではありません。それ以前に、まとまったお休みを取ってアイルランド旅行を実現することすら難しいかもしれません。

そういった意味でも今回のデイヴのジャパンツアーは、日本で上質なアイルランド音楽をじっくりと聴ける、非常に貴重な機会と言えます。ぜひお見逃しなく。


望月えりか

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