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ブラックバードミュージック

Author:ブラックバードミュージック
ブラックバードミュージックは、等身大のアイルランド音楽の魅力を本国直送で日本へ紹介することを目的としたプロジェクトです。
名古屋のフィドル奏者小松 大と、在アイルランドの望月えりかが共同で運営しています。

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曲にも流行りすたりがある

2017.09.29 21:33|アイルランド音楽の曲
去年の夏にたまたま居合わせたセッションにて、10代の地元の男の子二人がフィドルとコンサーティーナで弾いていた曲があります。

「The Cat's Meow」というユニークな名前の3パートのジグです。

曲名をその場で訊き出して「へえー」と思っていたら、その数週間後に親しくしている友人が「エリカ、いい曲を見つけたからこの曲一緒に練習しようよ」と言って手書きのABC譜を手渡してくれました。すると、なんと同じ曲ではありませんか。

「私もこの曲セッションで聴いて、いいなあと思ってたところだったんだよ」と意気投合、以来彼女と一緒に弾く定番の曲の一つです。

今月に入りアイルランドは新学期、子どもたちも新たな音楽教室がスタートしました。
息子のホイッスル教室は新しい先生です。中級クラスということで割り振られ、新学期最初の曲としてもらってきたのが・・またしても「The Cat's Meow」!!

The Cats Meow
[子どもがもらってきたコピーシート]

この曲、ひょっとして流行ってる?

この夏、アイルランド人の友人と曲の話になったところ「ああ、その曲ね・・80年代後半ぐらいに伝染病のようにわーっと流行って、そこらじゅうでみーんな弾いてた曲だよ」とのこと。流行りがいったん収まって、最近になってまた人気が復活しているのかもしれません。

この曲に限らず、アイルランドではいわゆる曲の流行、トレンドと言ってもいいものがあって、足しげくいろいろなセッションに通ううちに、または友人らとのやり取りの中で「ん?」と気がついたりします。
また、これとは逆にいつの間にか忘れ去られている曲、その時代に限ってなぜかすたれている曲というのもあります。

「The Cat's Meow」は、アメリカの女性グループCherish the Ladiesのリーダー、Joanie Maddenが作曲した比較的新しい曲です。
The Cat's Meow (TheSession.orgより)

しかし、この流行りすたりの現象は新しい曲に限ったことではありません。作者不詳の古い伝統的な曲でも同様の波があり、最近のみんなのお気に入り曲がある一方で、ここ数年この曲完全に忘れられてるんじゃ?というものまであるようです。

もちろん地域によって違う波が流れていたり、お隣同士や人の行き来がある場所なのか、はたまた一地域としてほぼ孤立しているような場所なのかでも感染具合(?!)は異なります。

この波の中にいない訪問客のミュージシャンなどが、20年前に流行った曲を突然披露して、アイルランド人のミュージシャンたちに新風が吹くというのもよくある光景です。「いやあ、懐かしいなあその曲!今は誰も弾いてないけど、いい曲だよね、よし、覚えておこう!」とポジティブに受け止められて、またその曲の人気がぶり返す・・なんていうこともあれば、「ああ・・・・・。その曲ねえ・・・なんかあの時は流行ったけど風化してるよね・・なんでこんな曲流行ってたんだろう、あの時代・・・」と何とも言えず微妙な反応であることもあります。

曲の流行のきっかけは、当時爆発的に売れたバンドやソロミュージシャンのレコーディングからのトラックであったり、ただ自然発生的に人から人へ、シーンからシーンへとバトンのように継がれていくこともあるようです。

さて、皆さんの地域の流行りの曲は何ですか?

望月えりか Erika Moc O'C@Twitter

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大大成功のフィークルキャンプ!終わりましたレポート

先月8月に開催されたブラックバードミュージック主催「フィークルキャンプ Feakle Irish Music Camp」2017、例年通りではあるのですが、いや、でも今年はさらにパワーアップして大大成功に終わりました!!!!!
チラシの配布にご協力いただいた日本の皆さん、ソーシャルネットワーク等でしつこく告知させていただくたびに根気よくお付き合いくださった皆さん、キャンプの実現にこぎつけることができたのも、そんな日々の励みによるものです。ありがとうございました!
(フィークルキャンプの動画や写真はブラックバードミュージックフェイスブックページにアップしています)

4年目を迎えた今年のフィークルキャンプ、毎回のことですが参加者の皆さんが主役のイベントなのだなあと感じます。年を重ねるごとに、またメンバーが変わるたびに違う表情の見えるキャンプで、進行役の私たちも夢のような数日間を過ごすことができました。はるばるここフィークルまでお越しいただききました参加者の皆さんに、心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました。本当にありがとう!!

個性豊かで熱心で、心遣いのある素敵な参加者さんが勢ぞろいしたフィークルキャンプ。皆さん、なんていい顔をしているんでしょう!この笑顔は本物!

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京都、新潟、福岡、静岡、群馬、東京。日本全国各地からいらした皆さん、はたまたアイルランドに短期滞在されている皆さんは、初対面であったり練習会の顔なじみであったり、はたまたツイッターつながりであったりしたそうです。

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キャンプが終わる頃にはすっかり打ち解けて、連絡先を教え合ったりする光景が毎年のことながら見られました。
フィークルキャンプという体験、時間と場所を共有してしまったら、その先にあるのはフレンドシップなのだなあと思います。

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今年はその場の思いつきで、最後の晩餐の席で皆さん一人一人にキャンプや音楽への思いを口にしていただきました。
負担にならないようにと「手短で結構ですので」と言ったつもりだったのに、皆さんのほとばしる言葉の熱いこと!これには主催者の私もびっくりでした。

休暇を取って、航空券を取って、せっかくはるばる日本からいらっしゃるアイルランド音楽に熱心な皆さん。
この国の風景や人、音楽から切り離された来客としてでなく、等身大のアイルランドの人々と等身大のアイルランド音楽が横たわるもう一歩踏み込んだ場所。

現地の他のどんなフェスティバルとも違う、サマースクールとも違う、もっと内向的でもっと個人的なもの。
そうか、ここの国の人たちはこうやってこの音楽を奏でてきたんだなあ。こうして培われた音楽が、自分はずっと好きだったんだなあ、ということが五感で分かる体験。アイルランドに毎年足を運んでも実現しなかったりする、生の体験。

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動画では絶対に分からない、この国のセッションの、良質のセッションの、底知れないダイナミクスとグルーヴ。

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個人の方にはとても提供できない数々のエッセンスを、フィークルキャンプというグループの皆さんには味わっていただくことができます。
グループだから、思ったこと、感じたことをその場で共有し、お互い感化し合えます。
そしてグループのメンバーは毎年変わるから、毎年違った体験になります。自分の音楽への志向やかかわり方も日々変わっているから、毎年行っても毎年見えるものが違います。参加者さんのお一人曰く「毎年行っても、まだまだ教えてほしいことがある」。

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この写真からは感じることのできない、雨に濡れた道の感触やロックナーンズのビリー&リズ夫妻の人柄、朝食の香り、講師たちが奏でる音のトーン、鳥のさえずりと木々を揺らす風の音。

また来年、フィークルキャンプでお会いしましょう。


望月えりか Erika Moc O'C@Twitter

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アイルランド音楽の何が好きなのか?

2017.07.27 09:04|アイルランド音楽を学ぶ
美奈子さんは、日本に帰るたびにパット&オーインのコンサートやワークショップに来てくれる女性です。
聞くところではわずか数年前にアイルランド音楽を始められたばかりとのこと。お会いするたびに上手になっていて毎回驚かされます。

そんな美奈子さんが、演奏するパットとオーインを指さして「エリカさん、私ね、この音楽がやりたいんですよ。こういう風に演奏できるようになりたいんです」と力強く言います。
あまりにまっすぐで素直なコメントに思わず笑みがこぼれその時は聞き流してしまいましたが、アイルランドに帰国してから美奈子さんのことを思い出しては「すごいなあ」と感心するのです。

自分の好きなものを知っているということ。自分の目指したい演奏が見えているということ。
これはすごいことだなあと思うのです。

アイルランド音楽という海は広すぎます。右も左も分からない手探りの状態では前進が難しい。

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私はアイルランド音楽を始めて最初の数年間は、自分が何が好きなのか全く分からずにいました。
友人や音楽仲間が薦めてくれるままにレコーディングを聴いたり、さまざまなグループやミュージシャンのCDを片っ端から聴いていました。ミュージシャンたちのバックグラウンドも何も知らぬまま、音源を音源として聴いていました。まさにつまみ食いの状態です。いつかピンと来るアイルランド音楽に巡り合えるはずと信じてアンテナは張っていましたが、漠然とした「好き」はたくさんあってもその「好き」には共通項がなく、あったとしてもつまみ食いをしているだけでは見えるはずもありません。

それに比べて、美奈子さんは永遠にさまよいかねないこの海の中、辿り着きたい岸が見えている。
これはすごいことだなあと思うのです。

好きなものが分かってくれば、これが糸口になってアイルランド音楽の幅広い世界も見えてくる。
今まで頭の中で点在していただけのミュージシャンたち、情報としてしか得られていなかった異なる地域や歴史の流れといったものが、少しずつ1本の糸でつながっていきます。

アイルランド音楽が好きなのではなく、アイルランド音楽の何が好きなのか?という問いを改めて考えさせてくれた、新鮮な日本滞在でした。

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望月えりか Erika Moc O'C@Twitter

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この二人はまた帰ってくる。また会える日まで!

2017.06.24 01:39|Pat & Eoghan Japan Tour
今月3つの週末を通して行われましたPAT O'CONNOR & EOGHAN O'SULLIVAN JAPAN TOUR 2017。
多くの皆さんにご来場、ご参加をいただきました。心より感謝申し上げます。本当にどうもありがとうございました!

ブラックバードミュージックとしてプロデュースをしていつも感じることですが、せっかく制作をしても来てくれる人がいなければ成り立たないのが音楽プロジェクトです。受け身の人はそこにはおらず、企画をする方(ほう)が動き、対象となる方(かた)も動いてくれることで、結果として完成するのだなあと感じます。

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音楽というオーディオでとらえるのでなく、パットとオーインという二人の人間に会うという旅。生身の人間が創り出す音楽に心で触れるという経験。それが本当の意味での音楽なのではないでしょうか。

ブラックバードミュージックの企画は特にその点がはっきりしていて、今回のパット&オーインツアーも二人を見て聴くだけではなく、一緒にご飯を食べたり、おしゃべりをしたり、一緒に音を重ねたりすることで、より二人の音楽に近づいてもらうことができたのではないかなと思っています。

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とりわけアイルランド音楽というのは、一人でやる音楽ではないなあと思うのです。同じ音楽を志す友、パッションを共有できる仲間がいてこそ、この音楽は脈々と過去から現在へ、そして未来へ続いていくように感じます。

だから、そんな自分のために我慢や妥協をしない場所に足を運んで、この音楽を心から愛し敬ってくれる人たちのいる場所にたどり着くということが、とても大切なプロセスのように思います。

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おごりの気持ちを一切持たず、今この場所でこの立ち位置で私たちにできること。

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それは、アイルランド音楽を愛するすべての人たちに提供できることではないかもしれません。
もしかすると、私たちのプロジェクトに心から賛同してくれるごく一握りの人たちが、受信してくれるということなのかもしれません。

それでも、そんな人たちに一人でも出会えた時の幸せは、企画者にとって何にも代え難いギフトになります。

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日本を離れて10数年経っている私は、皆さんと直接お会いする機会がほとんどありません。今回パットとオーインのコンサートやワークショップ、ミュージックキャンプにいらしてくれた皆さんと直にお会いすることができ、素敵なご縁をたくさんいただきました。
「ブラックバードミュージックのブログいつも読んでますよ」とか「望月えりかさんですか?」と声をかけてくださる方も多く、インターネットの情報発信力に驚きました。と同時に、顔の見えないインターネットには限界があることも痛感しています。

ブラックバードミュージックのプロジェクトでは、アイルランド音楽に関する事柄をなるべく客観的に、冷静な目でとらえ伝えていきたいという思いがあります。そのため文章がどうしても堅くなりがちで、結果「ブラックバードミュージックはかっちり生真面目」という印象を与えがちのようです。あ、もちろん真剣にやっているのは事実なんですが。
今回皆さんと直接お会いし、握手をし、おしゃべりができたことで、「なーんだ、こんな人だったのかあ」と感じていただけたら幸いですし、私もまた「噂には聞いていたけれど、彼女たちだったのね~」ということがありました。人は、直接会ってみなければ何も分からないものです。
望月えりかさん。思ってたようなかちかちの人でもなかった?うーん、どうだろう?

今回のパット&オーインツアーを機に、ブラックバードミュージックの次の企画フィークルキャンプに参加を表明してださった方もいらっしゃいます。
フィークルキャンプに参加の皆さん、そして今ご検討中の皆さん。8月に今度はアイルランドでお会いしましょう!
そうでない皆さんは、また会える日まで。この二人は、また日本に帰ってきます。またぜひ会いにいらしてください!!

8月のフィークルキャンプはまだまだ参加者を募集中です。まだ間に合います!
どうぞお気軽に、私望月までお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします!!
フィークルアイリッシュミュージックキャンプ2017

望月えりか Erika Moc O'Connor@Twitter

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ミュージックキャンプだから得られるもの

2017.05.27 09:46|姫木平 Irish Music Camp
いよいよ来週火曜日にアイルランドはシャノン空港を発ち、東京に向かいます。
日本に到着したあとも、引き続き皆さんからのパット&オーインのコンサートやワークショップのご予約を承っています。また、6月10日(土)-11日(日)に開催される長野県姫木平でのミュージックキャンプの参加者もまだ募集しています。
そして、8月のフィークルキャンプ。
ミュージックキャンプでは、単発のレッスンとは性格のまったく異なる濃密で貴重な学びの時間をご提供しています。皆さんぜひご検討くださいね。

3年前に岐阜県で開催した上石津キャンプのあと、参加されたある方からこんな感想をいただきました。
私にとってはちょっと感動的な内容で、こんな人が一人でも現れてくれるなら、ミュージックキャンプを企画するのは本当に大変なのですが、やってよかったと心から思えるのです。

以下、一部をご紹介します。

キャンプから1か月が経ちますが、その後、予想以上に影響ありまくりです。
家に帰ってから、自然に、1つの曲を延々繰り返して練習するようになりました。

これまで何十回となく弾いて飽きているはずの曲でも、節回しにいろいろ工夫ができないか試しながらゆっくり弾いてみるのが、これほど楽しいとは。
少しでも変化をつけられると、繰り返すのが苦になりません。


3rd day Workshop (93)

キャンプ後の(パットとオーインの)ライブでも、1つの曲の可能性を探りながら何度も繰り返し演奏する二人の姿勢に感じ入りました。

この楽器を始めてから、かれこれもう15年以上経ち、その割には遅々とした歩みで、結局この程度までしか上達しないのかな、と思っていた頃だったので、別の次元が開けたような思いです。


上石津キャンプ2014 (2)

正直なところ、キャンプはいっぱい曲が弾けて楽しければそれでいいかな、1、2回レッスン受けたところで上達するわけでもないし、というような気持ちで臨んでいたので、これは驚きの収穫でした。

アイリッシュでは1つのチューンを少しずつ工夫して変化させて楽しむ、というのは頭ではわかっていたことだけど、それが今回、「腑に落ちた」ということです。

変化といってもshow off的なものではなく、音楽が生き物のように自然に移り変わっていく、という理解が、理屈抜きで得られたということでしょうか。


8月のフィークルキャンプは、まだまだ参加者を募集中です。
どうぞお気軽に、私望月までお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。
フィークルアイリッシュミュージックキャンプ2017

来月国内は長野県で開催されますミュージックキャンプの詳細はこちらです。まだ少し定員まで空きがございます、こちらも合わせてお申し込みください!
信州姫木平アイリッシュミュージックキャンプ2017

望月えりか Erika Moc O'Connor@Twitter

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